可愛い可愛いよつばくんが、
フィラリア症が悪化してしまい命をとおして約1ヶ月が経ちました。
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そして、今回ユキちゃんが、そのフィラリア症に打ち勝ち
ほぼ完治であろうという結果をもたらしてくれました!!
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よつばくんが旅立った時、実はユキちゃんはすでに
命をかけて大変なリスクの高い治療に望みをかけて立ち向かっていたのです。
預かりのキミさんは、気が気ではなかったはずです・・・

時を同じくしてこの2頭の、よつばとユキが
分ってはいたことですが、命をかけて大切なことを2つ
現実的に、しっかりと教えてくれました!!

一つは、苦しい苦しい思いをして死に至ってしまう恐ろしい病気だよ。
でも、それはきちんとした予防で100%に近い確率で防ぐことが出来るんだよ。
僕のように苦しい思いをするこがいなくなってみんな元気に暮して欲しいんだ!!
だからきちんと予防してね!! 

ということと、

一つは、もしかしたら命を落してしまうかもしれない恐ろしい病気だけれど
治療によってフィラリアに打ち勝ち、完治させて元気に暮していくことも
できるんだよ。だからフィラリア症をもっているからって躊躇したり
一緒に暮すことは難しいなんて思わないでね!!

ということ。

フィラリア症は、場合によっては死に至ってしまったり、
犬がとても苦しい思いをしたりと恐ろしい病気であありますが、
必ずしも死に至るという事ではなく、フィラリアは不治の病ではない
ということです。
フィラリア症が完治して今では元気に暮しています!!というお話しも
たくさん聞きます!!


治療方法は、何通りかの治療法があります。

①フィラリア予防薬を通年与えながらミクロフィラリアを防いで
成虫の寿命が尽きるのをまつ温存治療法

②駆除薬を投薬して一気に治療する方法
メラルソミンというヒ素系の薬を2回~3回に分けて注射する方法です。

③手術によって釣り出す治療方法

④ビブラマイシンによるフィラリアと共存共栄している菌をやっつけることで
フィラリア自体の寿命と体力を弱らせたり、繁殖力を押さえる。
これにより従来の温存治療よりだいぶ早く直る可能性がある治療方法。
現在、幸せの架橋では④の新しい治療法に切り換えて受けています。

ユキちゃんのように、①や④では間に合わないけど、
体力があるので②の方法が受けられ激的な改善ができる場合もあったりしますので
治療については体調や、体力、症状など医師との十分な相談や話し合いのうえで、
そのこにあった一番効果的な治療法を決め治療を行うことが重要だと思います。


そして日常生活の中でおこる興奮をできるだけ抑えて
負担をできる限り軽減してあげることも治療に平行して非常に大切なことになります。

興奮させたりハードな運動をさせたりすると
心拍数が上がり必要な血液と酸素がふえます。
血流がよくなると、その勢いで死骸(治療で死んだフィラリアの死骸のこと)が
動いて肺に移動すると窒息を起こしてしまうことがあります。
また、死骸が邪魔をして血流や酸素の流れが悪くなると、
貧血・酸欠状態になりバタリと倒れて失神を起こしたりします。

興奮させないようにするには、そのこにあった方法で
静かにさせたり穏やかにさせたりする必要があります。
これによって、フィラリア症の進行を少し遅らせることも可能になるそうです。


よつばくんと、ユキちゃんも興奮しやすいこなので、興奮させないように
いつも大変お世話になっている水内トレーナーに相談して
適切なアドバイスを頂き、それによって預かりさんが日々努力してくれていました。

よつばくんは、大好きなパパをみたり声が聞こえたりすると嬉しくて
遊んで。抱っこしてと、大興奮してしまい、その結果、
バタっと失神してしまいますので、パパさんとの接触は控えながら
サークルに入れてあげて大人しくなったら相手にしてあげて、
騒がずにおとなしくしてたらサークルから嬉しいことがあると教えました。

ユキちゃんは、飼い主がリーダーとして行う、
コマンドによる興奮を押さえるしつけを行いました。

興奮させないようにってなかなか難しいですよね。。?
私たちも、どうしたらいいのかな?という点で困惑しました。

その方法が分らない。躾ができていない。という事も多々あるかと思いますが、
その点においてはドッグトレーナーさんに相談しながら
必要なアドバイスやトレーニングを受けることをお勧めいたします。
その子にベストな方法を見極めて興奮を抑えることが出来るはずです。



フィラリア陽性の保護犬でも、これまでに里親さんが決って
今では幸せに元気に暮している元保護犬たちも沢山います。


フィラリアは本当に厄介で恐ろしい病気ではありますが、
絶望したり、躊躇したりすることなく、一緒に楽しく過すことが出来ます!!

一緒に暮す他の犬も、きちんと予防すれば
フィラリアに感染して発症することもなく、一緒に楽しく過すことが出来ます!!
我が家にも先住犬が4匹いますが、どのこも感染していません。


保護犬たちの過去は、様々でどう過してきたのかは分りませんが
愛されるという生活は程遠く、フィラリアを発症させてしまっている犬が非常に多いです。

引き出す時にフィラリアの検査をしてもらうのですが、
陰性だという結果のほうが「へぇぇ~」ということも多いのが実情です。

フィラリアを持ってたら、うちのこに移るからNGとか、
フィラリアを持ってたら、すぐに死んでしまうかもしれないしとか、、
思うことがあるかもしれませんが、上にも書いたように絶望したり躊躇したりせず
きちんとした理解を持ち、里親として迎えてあげて欲しいと思います。


犬を保護犬から迎えてみようと思って
ブログを見たり、譲渡会にお越し頂いて、「あっ。この子だわ」と思ったら
例え、そのこがフィラリア陽性であったとしても、最初に思った直感を信じて
家族に迎えてあげてください!!

宜しくお願いいたします。