預かりのキミさんから今日(2015/02/07)、ビックニュースが届きました!!

昨年11月に、ほぼ完治であろうという報告を受けていましたが 検査の結果、
ユキちゃんのフィラリアが完治したとのことです

昨年9月にユキちゃんの咳がひどくなって声もでなくなってしまい
レントゲンをとってもらうと、フィラリアによる心臓の肥大が激しく
気道がかなり圧迫されていることがわかりました 。
その時は末期の手前で、温存治療では間に合わず、
いつ体調が急変してもおかしくない状態でした。
ユキちゃんの体に負担がかかり、リスクは高いのですが、
温存治療法ではユキちゃんには苦しみしかないので
いろいろと考える事があった中、キミさんが苦渋の決断をして、
この難しい治療に挑んでくれました。
そのキミさんの思いに応えるかのように ユキちゃんも、
つらい治療を頑張ってくれました
フィラリアは陰性になりましたが、後遺症の心臓肥大は治らないので、
健康に長生きしてもらうために心臓の負担を軽くする薬は
一生飲むことになりますが、 これからは、陽性で症状が
進んでしまったこにも治療の道が開け 明るい希望が持てるようになりました!!

この治療法を自信を持って勧めて下さったせと動物病院の先生には
感謝しかありません。 本当にありがとうございます。

そして、バトンくんのフィラリアも完治しました
バトンくんも興奮させる事や、思い切り走り回る事も禁止でした。
温存治療から、ビブラマイシンによる治療に切り換えて お薬(ビブラマイシン)を1ヶ月間、
毎日1日2回飲ませて、 2ヶ月空けてのサイクルで薬を飲ませてました。
そして、2回目のサイクルが終わり、検査の結果、陰性に!!!
そこまで緊急でないなら、ビブラマイシンの治療は温存治療よりは
早く効くといわれています。 この治療法を提案してくださったのが、
いつも大変お世話になっている こばやしペットクリニックの、こばやし先生!! 
本当にありがとうございます。

ビブラマイシンの治療法は犬に負担は少ないし、費用も少なくてすむので、
症状があまり進んでいない子には一番にするべき治療だと思います。
現在、当会では、こばやし先生に相談しながら、この方法で治療を行っています。

フィラリア・・・決して忘れない。
昨年、可愛い可愛いよつばくんがフィラリアで大切な尊い命を落しました。
よつばとユキちゃんとバトンくんが私たちに教えてくれたことを
一人でも多くの方に知ってもらいたいと思います。

まず、よつばが教えてくれたこと。
フィラリアはとても恐ろしい病気だということ。
こちらを御覧ください→フィラリアは本当に恐ろしい病気です!!! 
何がって・・・犬にとって、虫が体の中に寄生して血管をふさぎ 咳がでたり、
心臓肥大になったり、その最後は息がしたいのにできないという窒息死。
よつばは、Taeさんが温存治療と興奮させないようにするしつけを
頑張ってくれていましたが、不幸にも病状が進んでしまいました。 
興奮しやすい仔は心拍数があがると必要な血液量が増えるため、
虫が血管にいる状態ですので血流が悪くなります。 
ふだんから、興奮をおさえていくしつけも必要になります。
そして、なんとも・・・予防ができていない飼い主さんが実に多くて
この活動を行うようになって感じました!!
行政から引き出す子は陽性の子のほうが多いと思います。 
フィラリア陰性のこのほうが珍しいくらいに思えてしまうのは本当に悲しいことです。
この恐ろしい病気は、飼い主さんが毎月1回飲ませる御薬で
100%に近い確率で予防できる病気なのに・・・。
予防さえしていれば感染することなく、フィラリアで命を落すことはないのです。
よつばは命をもってフィラリア怖さと、 シーズンには必ず御薬を飲ませて
予防することの必要性を教えてくれました。
だったらフィラリアのこは飼えないのか、もう治らないのかというと そうではありません。

imagepp.jpg 
私事になりますが、我が家の元保護犬ポムくんも フィラリア症を
発症しているワンコさんです。
保護当初はフィラリア強陽性で、とても心配した時期もありましたが
温存治療法で毎月予防薬を飲み続けていて、2013年の血液検査では
ミクロは全くいなくなって成虫だけの弱陽性になって元気に過しています!!
成虫の寿命を考えると、完治まであと少しかなと思います。

(2015/04/23追記) 今日、今年のフィラリア検査に行ってきました!
なんと!! フィラリア克服して陰性になっていました!!

ポムも完治しましたよ!!

ユキちゃん、バトンくん、ポムたちが教えてくれたこと。

怖い怖いばかりじゃなくて陽性でも完治できる方法はある!!

陽性でも、そのこにあった適切な治療法をえらんで、 生活環境を整えていったり、
運動制限が必要ならちゃんとしていたら、 陰性に転じるこも多くいて
新しい飼い主さんと幸せに過せるんだということを
ユキちゃんとバトンくんは教えてくれました。

上にも書きましたが、保護犬は陽性のこのほうが割合が多いので
これまでも、たくさんの陽性の保護犬がいました。
みんなそれぞれに里親様の理解と愛をうけて幸せを掴んでいます♪  

今後、当会では温存治療だけでなく、積極的に この二つの治療法を取り入れて
すすめていきたいと考えています。
このように対策はいくらでもあるので、陽性のこが少しでも状態がよくなり
陰性に転じるように私達、預かり達も努力しています。
だからすでフィラリアにかかってしまっているこの里親さんになることを、
どうか躊躇しないでほしいと思います。
まだまだ残りの犬生を新しい飼い主さんと共に楽しく幸せに過せますし、
保護犬たちが経験した過去の辛く悲しく怖く寂しい思い出が 吹っ飛んでしまうくらい、
健康で楽しく幸せに過して欲しいと願っています。

最後になりますが、物言えぬ犬たちに変わって、私からのお願いです。
執拗いようですが、御薬を飲ませるだけで、ほぼ100%予防できるものを
飼いっぱなしにしている飼い主さんダメですよ!!
「辛くて苦しい思いを僕たち・私たちにさせないで怖い病気から守って」
いままで予防していなかったから、もう遅いだろう。
今までしてないし、大丈夫だろう。ではなくて、 きちんと一度病院で
フィラリア検査をしてもらって 陰性であれば、
今度のシーズンからちゃんと予防をしてあげてください。
そして、陽性だった場合は、早急に病院の先生と相談しながら
治療をおこなってあげてください。

犬を飼うと決めた時から、そのこの健康を考え、
病気や怪我から守り きちんとした治療を行い、正しい躾をして、
毎日のお散歩や、一緒に遊んだり、 お外に繋ぎっぱなしで、
相手にすることも忘れるようになったり
食事も散歩もおろそかになってしまうことのないように・・・

すでに飼っている方は、犬を飼うときにした心構えを、もう一度思い出してください。
まだこれから犬を飼おうと考えている方は、犬を飼う以上、
お金も時間も手間もかかりますので、きちんと最後までできるのか
ただ可愛いから欲しい!! だけではなくて、
しっかりと考えてから迎えてあげてくださいね

下記もあわせて読んで頂けますと幸いです。
フィラリア症でも・・・!!