2015年3月から、倉敷市のA様のお宅にトライアルに入り、5月に正式に迎えて頂いためい。
行政から引き出した当初から、心臓が悪かったり、乳腺腫瘍や後ろ脚の脱臼など、心配があった子でした。
でも、それを上回る性格の良さを、心から気に入って下さった A様の元で、幸せに暮らしていましたが…、
旅立つ4日前に突然倒れて、腫瘍が肺にまで転移している事が分かりました。
それまでも、心臓が悪化して、長時間のトリミング等がきつくなっていたり、
乳腺腫瘍が再発して、大きなしこりができたりと、
心配事はありましたが、その都度、適切にケアをしてくださって、めいのペースに合わせて幸せな時間は流れていました。
でも、肺への転移が分かってからは、呼吸も苦しくて寝そべる事もできず、
ずっとお座りのままで時間を過ごしていたそうです。
何もしてあげられないと先生にいわれて、そんなめいの姿に寄り添うしか出来ないのが、どんなにお辛かったか。
それでも、少しでもめいのそばで、苦しくないように、楽しいようにと、
少しの時間、海辺をだっこして歩いたりと、最後まで本当によくしてくださいました。
そして、お友だちのお宅で、めいも一緒に楽しく過ごしたあと、
だっこのまま、みんなで写真をとって、すぐに、、、。
その場でA様にだっこされたまま、ピタリと体が動かなくなって、大きな息を三回ほど吐いたあと、
静かに天国に旅立ったそうです。
発作で倒れてからたった4日間。
寝たきりになることもなく、おトイレも最後まで自分でいき、少しだけだけど、美味しいお肉も食べてくれて。
最後まで、本当に手のかからないめいでしたと。
めいも、大好きなA様の腕のなかで旅立てた事、どんなに幸せだったかと思うと、
感謝しかありません。
あまりの突然のお別れで、バタバタと見送りましたが、まだうちの中に、あちこちにめいの残像があり、
想像していたよりずっとずっと寂しくて悲しい、
息子さんも、まだめいがいるようだと、LINEを頂きました。
こんなに大切に3年11ヶ月を過ごさせて頂いて、本当にありがとうございましたと。
病気があったり、シニアの子を里親様に託すことは、どうしてもお手数や、早めの別れを迎えてしまうこともあり、
保護主としていつも葛藤があります。
それでも、迎えてよかったと言って下さったA様のお気持ちを忘れず、
これからも誠意を持った活動をしていきたいと思います。
私自身、A様に巡りあえて幸せです。
本当にありがとうございました。
A様とめいの、お二人の笑顔と優しさは一生忘れません。
旅立つ数分前のめい。
お空に帰っためい
めいが遺してくれたフードとシ~ト、
そしてお友だちからのフードをご寄付頂きました。