2013年6月。
岡山市のs様宅に迎えられたチワワのCOO(くー)君。
2022年7月7日。お空に旅立ったとご連絡を頂きました。

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収容されていた時から、人恋しくて精神的に不安定で自分のしっぽを追いかけては噛み、毛もぬけまっくってガリガリだったcoo君。

さみしくてクーンクーンなくので、思い付きで付けてしまったくー君という名前でした。
それでも、預り宅で徐々に落ち着き太ってきたころ、
預りのご近所で長男どおし同級生で、ママ友でもあったS様に嬉しいご希望を頂きました。
素敵なご家族であることは100も承知。
お母さまも、私自身がこんなママさんになりたいと思うほど、穏やかで優しい方で、クー君がだいすきだった長男も、
「Sの所なら間違いない!」
と太鼓判をおす程の良縁で、何も問題なく正式譲渡になりました。

その後、9年と1か月。
子供達の成長とともに、あまりお会いする機会も減っていましたが、ばったり会えばクー君の事、子供達の事とお話ははずみ、本当によい関係を続けて下さっていました。

でも、昨年の秋から咳がひどくなり、調べたら小型犬特有の心臓肥大があるとのことでお薬を飲んでいたそうです。
今年に入ってから、体調を崩しがちになって、腎不全にもなったりして、ご家族もクー君もしんどいなか頑張ってくれましたが。。。
最後、7月7日、七夕の日、大好きだった次男さんが帰ってから、一緒にごはんもたべて、苦しむ事もなくパタンと旅立ったそうです。

その後、ご家族皆さんでみおくってくださり、落ち着いたお気持ちでご連絡を下さいました。

S様宅に迎えられてから、さみしがりやの所も、マーキングがあった事も、何も問題なくなり、
そこへ迎えられるのが運命だったかのように過ごせたクー君。
本当に良い子でしたと。
良いご縁をありがとうございました。と言ってくださったS様。

くー君がいない事がまだまだ慣れなくて、次の月命日にはまた家族でクー君の所に行きますと、
幸せそうなクー君の素敵な写真を送ってくださり。。

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でも、少しだけわがまま言えたなら、13歳位で旅立ってしまったから、もう少しだけ、もう少しだけ長生きしてくれたらよかったのに…と。

本当に私もそう思います。
とても残念ですが、どんなに大切にしていても病気には勝てないこともあります。

でも、一人ぼっちで収容されていた子が、9年の間、S様ご家族と一緒にクー君も歩めた事で、
これから先もずっとご家族の思い出の中に生き続ける事が出来ます。

小さな小さな命でもその存在はきっと大きなものだと、預りとしても、
同じ愛犬家としても、
感謝しかありません。



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S様、本当にありがとうございました。
クー君、安らかに。